世界最大のオリーブ産地はどこ?
オリーブオイルを世界で最も生産している国はスペインであり、第2位であるイタリアの倍ほどの量を生産しています。さらに輸出量や栽培面積においても、世界最大を誇っています。スペインの中でも多くの生産量を占めているのが、南部アンダルシア地方。さらに北部のカタルーニャ地方でも多く作られています。ちなみに第3位はギリシャであり、スペイン・イタリア・ギリシャの3国が群を抜いています。
産地によって異なる特徴
オリーブは世界のさまざまな地域で生産されておりオリーブオイルにも加工されていますが、その特徴は国によって異なります。
世界最大のオリーブ生産地であるスペインのオリーブオイルの特徴は、そのまま飲めるほどまろやかなこと。風味も非常に豊かです。またスペインでは、あまり多くの品種が生産されていないという特徴もあります。いろいろな料理に合わせやすい安定したものが大量に生産されているのです。
生産量第2位であるイタリアのオリーブオイルの特徴は、種類が豊富なこと。地域や生産者によってさまざまな品種が栽培されており、さまざまな風味が楽しめるでしょう。それゆえ、イタリアのオリーブオイルの特徴は一概には言えません。しかし一般的に、イタリア最大の産地である南部地域のオリーブはフルーティであると言われています。パスタによく合うでしょう。一方中部地域のオリーブは、フレッシュさと強い辛みが特徴的です。肉や豆料理によく合うでしょう。合わせる料理によって選ぶオイルを変えるのも、楽しみの1つです。
そして生産量第3位であるギリシャのオリーブオイルの特徴は、後味が上品であることです。加熱せずドレッシングとして食材にそのままかけると、豊かな風味を活かせるでしょう。また品質がとても高く、色も金色に近い輝きを持っています。価格は高めですが世界で認められただけのことはあるので、高級オリーブオイルに興味のある方にはギリシャ産がおすすめです。