オリーブオイルのランク分け
オリーブオイルにはさまざまなランクがあり、大きく分けると3種類に分類できます。「バージンオリーブオイル」と「精製オリーブオイル」、そして「オリーブオイル」です。さらに、3種類の中でもさらに細かい分類分けがあります。たとえば有名な「エキストラバージンオイル」は「バージンオイル」に分類され、最高ランクのものです。基準も厳しく、酸度が0.8%以下のもののみエキストラバージンオイルとして認められています。また、エキストラバージンオイルの搾りかすから取った「精製オリーブオイル」は酸度1.0%以下。エキストラバージンオイルと精製オリーブオイルが混ぜられた「ピュアオリーブオイル」は酸度1.5%以下と定められています。
世界の基準と日本の基準のちがい
オリーブオイルのランクを決めているのは国際オリーブオイル協会(IOOC)。オリーブオイルの生産が盛んな国々は加盟しています。しかし日本は加盟しておらず、日本で販売されているオリーブオイルを分類する基準は「JAS(日本農林)規格」というものです。このJAS基準は国際基準よりも緩いもので、酸度が2.0%以下のものは食用オリーブオイルとして販売してもよいことになっています。つまり日本では、酸度2.0%以下などの数値基準を満たしていればエキストラバージンオイルであると名乗れるのです。
オリーブオイルを見極めましょう
日本で販売されているエキストラバージンオイルは、国際的な基準を満たしていないものも多いです。しかしもちろん、全てが本物でないわけではありません。日本でも、酸度0.8%以下のエキストラバージンオイルは販売されています。国際基準を満たしているものを使用したい場合は、きちんと調べてから購入しましょう。ラベルに記されていることはあまり多くないですが、ネットなどで調べられます。また、価格にも注目しましょう。エキストラバージンオイルは最高ランクのオイルなので、決して安価なものではありません。ある程度の価格帯の中から選ぶことをおすすめします。