オリーブは葉も有効活用できる
オリーブといえばオリーブオイルが有名ですが、葉も有効活用できるのです。オリーブの葉は細長い形で厚みがあります。そして表面は緑色、裏面は白っぽく輝いているという特徴があります。
そんなオリーブからはエキスが抽出でき、そのエキスにさまざまな成分が含まれているのです。ヨーロッパでは昔から薬として活用されており、エキスをサプリメントに加工して販売されている国もあります。
オリーブの葉に含まれている成分
オリーブの葉には、ポリフェノールや鉄分、カルシウムやオレイン酸などが含まれています。特にポリフェノールには抗菌作用や抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザなどのさまざまな感染症への効果が期待できるのです。ウイルスには作用しますが人間の身体にダメージを与えることはないので、副作用がなく幅広い年代の方が使用できるでしょう。
またオレイン酸によって腸のはたらきが活性化されるので、おなかの調子を整える効果も期待できます。さらに抗酸化作用により肌の調子を整えたり、血流の流れがよくなり冷え性対策に活用することも可能です。
どうやってオリーブの葉を摂取する?
オリーブの葉には苦みや渋みがあるので、そのままではあまり食べられません。そこでおすすめなのが、お茶にして飲むという方法です。
自宅の庭などでオリーブを育てている方は、まず葉を収穫しましょう。きれいな形で緑色の鮮やかなものを選ぶと美味しくなります。葉が集まったら軽く洗って熱湯に入れます。沸騰して1分ほど経ったら取り出して水気を取り、日陰で干しましょう。触ると割れるほどカラカラの状態にしてください。十分に乾燥できたらポットに入れて熱湯を注ぎ、5分以上蒸らしましょう。蒸らす時間はお好みで調節してください。
また、乾燥させた葉をパウダー状にするとさまざまな料理にも活用できます。肉にまぶして焼いたり煮込み料理に加えたりすると、ほどよい苦みが活かせるでしょう。ぜひ、葉も活用してみてください。