北欧系やナチュラル系のインテリアと相性の良いオリーブの木は、お庭のシンボルツリーというイメージの強い木ではありますが、ポイントを押さえれば室内でも育てることができます。お部屋のワンポイントになるおしゃれなグリーンですから、ぜひ育ててみてください。
鉢を置く場所は?
鉢植えすれば室内でも育てることができます。オリーブの木は地中海沿岸、太陽がサンサンと降り注ぐ乾燥地帯で育ちます。ですから、日光のあたる窓際に鉢を置きましょう。耐陰性がないため、日陰に置くと枯れてしまいます。もともと温暖な地域に自生する木ですから、寒さに弱いので、冬季になったら朝晩は冷え込む窓際から鉢を離しておくとよいでしょう。昼間は日の当たる窓際に移動してあげてください。
水やりと肥料は?
乾燥には強いですが、水切れすると枯れてしまいます。鉢の表面の土が乾いたら、水やりを鉢底から流れ出るくらいたっぷりしてください。水のやり過ぎは根腐れのもとですから、必ず土を触ってみて、乾いていたら水やりするようにしてください。鉢の受け皿にたまった水は捨てましょう。真夏の水やりには注意が必要です。日が高く上がってから水やりすると、水が温まり、根を傷めます。日が暮れてから水やりするとよいでしょう。夏は霧吹きで葉に水をかけてください。
肥料を施すのは新芽が出始める2~3月と、花が散る6月、結実する10月の年3回です。じっくり効いてくる緩効性の固形肥料を、株から数㎝離れたところに置きましょう。鉢の大きさや肥料の種類により適量は異なるので、肥料の説明書を参考にしてください。
剪定は必要?
風通しを良くし、害虫を防ぐために剪定しましょう。ただし、3年以内の若木は剪定の必要はありません。選定は5~12月の生育期ならばいつ行ってもかまいません。実を収穫したいのであれば、収穫後に行うとよいでしょう。鉢植えの場合は樹形を整えるくらいにして、切りすぎないようにしてください。剪定した枝は挿し木すれば増やすことができます。