シャープな葉と美しい樹形が人気のオリーブの木はお庭のシンボルツリーとして活躍しています。ご家庭でオリーブの実が収穫できたら、ぜひオリーブオイルを手作りしてみましょう。どこの家庭にもある身近なものを使って、簡単にフレッシュなオリーブオイルを作ることができます。
オリーブオイルの作り方
オリーブの実がなったら、色づいてよく熟すまで待ってから収穫しましょう。まだ青いうちは硬いので、赤紫から黒くなったら熟れている証拠です。収穫した実はよく洗って、水分をふき取ります。フードプロセッサーに入れてペーストにします。フードプロセッサーがなければ手で揉みましょう。二重にした保存用ポリ袋の中にオリーブの実を入れます。ポリ袋の上から実を一つずつ潰していきます。種がとがっているので、袋に穴を開けないように注意してください。実がつぶれたら、種を取り除いて手で揉みます。根気よく、45分~1時間くらいかけてじっくり揉んでください。
コーヒードリッパーにストッキングを切ったものやキッチンネットなどをかぶせ、ペースト状になったオリーブを入れます。ゴム手袋をはめて、力強く最後の1滴まで搾りましょう。搾り汁にはオイルと水分が混ざっています。容器に入れて一晩置くと水分と油が分離しますので、上にたまったオイルだけをスポイトですくい取り、コーヒーフィルターでろ過します。これで自家製オリーブオイルの完成です。
自家製オリーブオイルの活用方法は?
自家製オイルは、フレッシュな味わいとフルーティな香りが魅力です。冷暗所で保存して、なるべく早く使い切りましょう。光に弱いので、透明の瓶で保存する場合は周囲にアルミホイルを巻いて、光を通さないようにしてください。出来立てのオリーブオイルは、トマトとモッツァレラのカプレーゼや魚介類のカルパッチョなどにすると、フルーティな香りを存分に楽しめます。バニラアイスにオリーブオイルをかけて、岩塩を一つまみ加えると、カップアイスが高級なデザートに変身します。いろいろなメニューで楽しんでください。