意外と古い国産オリーブの歴史

日本にオリーブが入ってきたのはいつ?

日本には、安土桃山時代の1594年ごろにオリーブの実が持ち込まれたとされています。持ち込んだのはキリスト教やポルトガルの宣教師であり、豊臣秀吉へと贈呈されました。そしてオリーブの木が持ち込まれたのは1862年ごろ。フランスから医師である林洞海が苗木を輸入して、横須賀に植えたといわれています。さらに明治時代には神戸の同場付属植物園などにも試験的に苗木が植えられ、日本で初めて栽培に成功しました。翌年にはオリーブの実も収穫されましたが、長くは続かなかったようです。

日本でのオリーブ栽培が本格化

試験栽培を経て、1908年ごろからは日本でも本格的にオリーブが栽培されるようになりました。その目的は、オイル漬けです。日露戦争に勝利したことで海産物が多く捕れるようになり、捕れた海産物を保存するためにオリーブ漬けが注目され始めました。
そして当時の農商務省が試験栽培の場所として選んだのが香川県、三重県、そして鹿児島県でした。しかし成功したのは香川県の小豆島のみ。地中海沿岸地域と小豆島の気候が似ていたことが、成功した理由の1つだと考えられます。また地元住民の協力もあり、大量の実が収穫できるようになりました。そして小豆島は産業用オリーブ発祥の地になり、現在もオリーブが栽培されています。また、熊本県や岡山県でも栽培が行われています。

希少価値の高い国産オリーブ

日常生活で口にするオリーブオイルは、多くがイタリアやスペインなどから輸入されたものです。大量生産が可能で安定しているためです。しかし国産のオリーブオイルも、そのまろやかさから高い人気を集めています。
ですが日本では大量生産ができず、国産のオリーブオイルは希少価値が高いのです。またオリーブの実は長期保存ができないため、栽培や収穫などを一貫して行う必要があります。小規模で生産を行うからこそ高品質なオリーブオイルができるのです。国産のオリーブオイルを口にすると、その違いが分かるでしょう。

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