オリーブは整腸効果がある
お通じが慢性的に滞る症状は、体調を崩してしまう要因にもなるため、毎日のスムーズなリズムを作ることが大切です。薬に頼ることは避けたいと思うならば、オリーブオイルを使ってみてはいかがでしょうか。
オリーブオイルには腸の動き(蠕動運動)を促す働きを持っています。これは、オレイン酸の効果です。胃や小腸で吸収されることは少なく、大腸まで運ばれていくので即効性が高いといったメリットもあります。また、大腸内でオリーブオイルが便と混ざり保水効果も高めてくれるため、便が出にくいといったデメリットもなくなります。
また、オリーブオイルに含まれているビタミンEは自律神経を整える効果もあります。緊張状態を抑えるとともに、便秘の改善につながります。
オリーブオイルで便通改善の方法
オリーブオイルで便通を改善する方法としておすすめしたいのが、生のオリーブオイルを飲むという方法です。加熱せずに飲むのがよい理由は、生のオリーブオイルは胃腸で吸収されず大腸に届く効果があるからです。1回の量は小さじ2杯程度。これを1日3回の食前に飲むようにしましょう。特に起床後すぐの朝食前と、夕食1時間前の時間帯はできる限り取り入れるようにしましょう。夕食前のオリーブオイルは食べすぎを抑えることも可能です。
もし、生のオイルをそのまま口にすることに抵抗がある場合は、食塩無添加のトマトジュースに混ぜて飲むなどの工夫をしてみましょう。トマトの水溶性食物繊維の効果でさらに便秘解消を促せます。またオリーブオイルとの相乗効果で、トマトに含まれるリコピンの吸収率も高まるので一石二鳥です。
便通改善法の注意点
オリーブオイルで便秘を改善しようとしたら、下痢がひどくなったという人も見られます。これは、オリーブオイルが胃腸に負担をかけてしまっている可能性があります。目安量より多めにオイルを飲んでしまった場合に起こりやすいので、下痢が見られた場合は、オリーブオイルの飲用を休むことをおすすめします。また、繊維質の食事を摂ることと、水を意識的に飲むことも併用しましょう。”