オリーブに含まれるオレイン酸とは
腸内環境を整えるためにオリーブオイルがよいといわれています。オリーブオイルには一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が含まれており、胃や小腸で吸収されずに大腸まで届くメリットがあります。
このオレイン酸が大腸を刺激して腸の動きを高めてくれるので、便通がスムーズになると考えられています。お通じの滞りが減ることで、腸内の悪玉菌が減り、善玉菌が増えていくことにもつながりますので、結果として腸内環境が整います。
オイルだけではなく、食物繊維が含まれているオリーブの実（スタッフドオリーブなど）も、1日に3～4個食べることでおなかのお掃除のお手伝いをしてくれます。ただし、オリーブの実は塩味が強いため、食事のたびに1粒ずつ食べるなどの工夫をしましょう。
オリーブ葉のお茶は、腸活にいい？
オリーブの葉を使ったオリーブリーフティーにはポリフェノールの一種であるオレウロペインが含まれています。ポリフェノールは体のサビといわれる活性酸素を撃退する抗酸化作用を持っています。大腸内で悪玉菌が発する活性酸素を撃退してくれるため、オリーブオイルとの相乗効果が得られやすくなります。またお茶の水分などで便が柔らかくなるメリットもあります。
起床時に飲むお茶を温かいオリーブリーフティーに替えるなどの工夫で、お通じのリズムが作りやすくなるでしょう。
ピュアオリーブオイルは腸内環境を整えられる？
スーパーマーケットには「100％Pure」などと明記されているオリーブオイルの販売があります。ピュアオリーブオイルは、エクストラバージンではなく、二番・三番搾汁を精製しあとから香りづけをしたものなどが中心です。栄養分などはエクストラバージンオイルと比べると明らかに劣りますので、腸内環境を整えるためには使わないほうがよいでしょう。
一番搾汁のエクストラバージンオリーブオイルが、腸内環境を整えるためのポイントとなりますので、お店でオリーブオイルを選ぶときにはチェックしてみましょう。
