オリーブオイルは離乳食になぜ良いのか
栄養価が高く、美容に良い油として高く評価されているオリーブオイル。実は生後間もない赤ちゃんの離乳食としても効果的だと、書籍や雑誌でたくさん取り上げられているのはご存知でしょうか。
実際にオリーブオイルは、古代イタリアやスペインなどの地中海沿岸では、昔から乳児の離乳食に使われてきました。オリーブオイルの中でも、特にエクストラバージンオイルは母乳と成分が似ているからです。乳児は母乳から必要な栄養素のほとんどを摂取しているため、オリーブオイルは乳離れした赤ちゃんには最適な油なのです。さらに、骨や脳などの重要な機能を育てる栄養素も含まれているので、子どもを健やかに育てるのに役立ちます。
いつからあげてもいいの？
赤ちゃんはまだ小さく免疫力のない体なので、いくら必要な栄養素が含まれているオリーブオイルであっても、いつからあげて良いのか心配になりますよね。
ヨーロッパの学会が推奨しているのは、生後6か月目からとなっています。しかし、慎重を期して生後7～8か月ほどからあげた方が良いでしょう。オリーブオイルは油なので、身体が受け付けない可能性も考慮しなければなりません。生後7～8か月ほどになると離乳食にも慣れている頃なので、赤ちゃんにとっても油を摂取しやすいかと思います。
どれくらいの量をあげたらいいの？
生後7～8か月の段階では、1回の食事に対して、小さじ1/4から離乳食に加えてみてください。乳児の胃腸はまだ発達しておらず、その子自身との相性もあるので、少量ずつあげるのが理想です。1歳あたりまでに、1回の食事に小さじ3/4までなら胃腸に負担はかけないでしょう。
また、オリーブオイルは健康に良いだけでなく、赤ちゃんの便秘にも効果的です。まだ身体が小さいため、乳児の腸は不調が起こりやすくなっています。下剤に頼る方法もありますが、なるべくなら薬に頼りたくありませんよね。そんなときにもオリーブオイルはおすすめです。下剤に頼らず、すっきりとした排泄を目指しましょう。
