ストレスで食べられないとき、飲みすぎ食べすぎにはオリーブオイル
現代人はたくさんのストレスを抱えています。ストレスから来るキリキリする胃の痛みは、もはや馴染みのものという方も多いのではないでしょうか。その他にも、度重なる飲み会による飲み過ぎや食べ過ぎによる胃の不調、疲れや寝不足による胃からくる吐き気など、私たちは毎日胃を酷使しています。
そんな症状にオリーブオイルが効果的だという話を聞いたことはありませんか。オリーブオイルは他の食用油よりも、胃を通過する際の滞在時間が短いといわれています。
胃の内部で消化するときに食物の滞在時間が長いと、その分だけ胃が胃酸にさらされてしまいます。胃酸は非常に強力な酸なので、過剰分泌すると胃の粘膜を傷つけ、胃痛や胸やけ、胃もたれなどを引き起こします。オリーブオイルはそんな食物の消化を助け、胃酸の分泌を抑制してくれるので、摂取することで胃への負担が軽減されるのです。さらに、胃粘膜をコーティングしてくれる作用もあります。
胃が通常、胃酸にさらされながら傷つくことがないのは、胃の内部に粘液で膜をはっているからです。この膜により、胃酸は直接胃と接触することはないので、胃が酸によって溶ける心配はありません。しかし、胃の弱い人はこの粘膜のコーティングが弱っている場合があります。そういった方たちにも、胃の粘膜のコーティングを強化してくれるオリーブオイルはおすすめなのです。
「オリーブオイル+味噌汁」で胃を優しく労わる
酷使された胃に効果的だとされているのは、オリーブオイルと味噌汁を一緒に摂取することです。味噌にも胃粘膜をコーティングする作用があるため、オリーブオイルを大さじ1杯加えることで、胃の炎症を抑える効果が高まるというデータがあります。この場合、1番胃が疲れているのは夜なので、夜の寝る前に飲むのがおすすめです。
夜に味噌汁を飲む習慣がない方は朝に飲まれてもかまいません。仕事前や家事をする前に飲むことで、胃が軽くなり、一日を過ごす活力になります。