妊娠中の約7割の人が便秘で悩んでいる
妊娠中はほとんどの妊婦が体調不良で悩んでいます。妊娠中は特にホルモンバランスの影響や運動不足などにより、吐き気や頭痛などの諸症状を起こします。そして腸の働きが悪化しやすい傾向にあります。腸の働きが悪くなると、妊婦が特に悩みがちな肌荒れ、冷え、身体の重だるさなどの不調が起こりがちです。
その中でも7割近くの妊婦さんが陥りやすい症状といえば、便秘です。つわりなどの影響で食べる量も減ってしまいやすいので、余計に腸の働きが悪化して、排泄しにくくなるようです。胎児のためにもお腹に力を入れすぎることは控えたいし、薬にはあまり頼りたくないですよね。そんな頑固な排便を促し、腸内バランスを整えるにはオリーブオイルがおすすめなのです。
オリーブオイルは腸内環境を良くする効果が
オリーブオイルは腸内をすべらかにしてくれる作用があり、老廃物を出しやすくしてくれます。また、硬い便も柔らかくする効果があるので、便を出しやすくなり、お尻も痛めにくいです。オリーブオイルを摂取したことで、便秘が治ったという声もたくさん聞きます。
血流をよくしてくれる作用もあるため、妊娠中に起こりがちな冷え症の改善や肩こりにも効果的です。美容にもよく、しわやシミなどのお肌の悩みにもアプローチしてくれます。
胎児に必要な栄養素が取れる
妊娠中にオリーブオイルを摂取することにより、胎児の健康面も向上するというデータがあります。その内容は、普通の食事を取った胎児とオリーブオイルを大量に含んだ食事を取った胎児を比べるというもので、げっ歯類の動物を調査対象としました。その結果、オリーブオイルを摂取した胎児の方が、出生後の記憶力や身長、体重が優れていたというデータが取れています。これはオリーブオイルにリノレン酸という必須脂肪酸が多く含まれていたからだと推定されています。
リノレン酸は胎児の脳の発達のために必要な脂肪酸で、これを多く摂ったために胎児の健康面が向上したようです。オリーブオイルは胎児が健やかに成長していくために大いに役立ちます。