オリーブオイルは、国際オリーブ教会で定めた基準によって種類がわかれています。スーパーなどでオリーブオイルの売り場に行くと、いろいろな種類があって困る場合には、参考にしてもらえると嬉しいです。
・バージンオリーブオイル
一言でバージンオリーブオイルといっても、実は4つの階級に分かれています。
オリーブの果実をそのまま絞る、いわゆる一番搾りの状態ですが、酸化の度合いつまり酸度によって階級が変わるのです。
その階級ですが、酸度が0.8％以下のエキストラバージンオリーブオイル、酸度が2.0以下のファインバージンオリーブオイル、酸度が3.3％以下のオーディナリーバージンオリーブオイル、同じく酸度が3.3％以下のランバンテバージンオリーブオイルとなります。
酸度が低いということは、それだけ新鮮さを保っているという証拠で、エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの果実そのものの味と香りを十分に味わえるということで、最高品質だといわれています。
・精製オリーブオイル
これは不純物がある、酸度が高い、香りがきついなどのオリーブオイルを、科学的に生成したもので、酸度は0.3％以下と非常に低いのですが、オリーブの持つ独特の香りや風味、栄養素が失われてしまう欠点があります。
・オリーブオイル
市販されている比較的安価なオリーブオイルのことを指します。精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルを組み合わせたもので、商品やメーカーによっては「ピュアオリーブオイル」と表記されているものも多いでしょう。
そして、メーカーによって、このブレンドの比率が違うので、商品によっては香りや味に物足りなさを感じる場合もあります。
オリーブオイルの種類についてお話ししましたが、日本の場合には、エキストラオリーブオイルの基準が、世界と比べるとやや低くなっているのが現状です。品質の良いオリーブオイルを選ぶためには、酸度や使われている容器が遮光性かどうかをチェックすると安心です。
