オリーブオイルというと、サラダにかける、料理に使うなどのイメージがありますが、オリーブの葉を利用した紅茶、つまりリーフティーもおすすめです。オリーブ茶とも呼ばれていて、実はオリーブの果実と同じくらい活用されているというのです。日本ではまだなじみが少ないですが、リーフティーの魅力を知ると興味が沸くかもしれません。
・オリーブの葉には多くの有効成分が
オリーブオイルには、ポリフェノールが多く含まれていますが、葉にはもっと多くのポリフェノールが含まれているのをご存じですか。なんと赤ワインの2.2倍、紅茶の3.3倍にもなるそうですから驚きです。抗菌・抗酸化作用はもちろんのこと、殺菌や解熱作用もあるポリフェノールが、果実より多く含まれているので、オリーブはオイルだけでなく葉を活用すべきということでしょう。
・オリーブのリーフティー
オリーブの葉は、食べるととても苦い味がして、そのまま口にするのはかなり大変なのです。
そこで、このオリーブの葉をお茶として使うことで、効率よくポリフェノールなどの栄養素をとることができます。
まず、葉を洗い、湯通し、または蒸すなどして熱を通します。熱を加える時間が長いと、ポリフェノールが減少してしまうので、短時間で大丈夫です。
表面の水分をできるだけふき取り、日陰でカラカラになるまで干しておきます。手でパリッと割れるようになれば完成です。乾燥した葉をポットに入れて熱湯を注ぎ、5~10分蒸らせばおいしいオリーブリーフティーができあがるでしょう。
苦みや渋みは多少ありますが、苦手な場合には蒸らす時間を調節すると、好みの味になるかもしれません。
・リーフティーを購入するのもおすすめ
オリーブリーフティーは、自宅でオリーブを育てているか、またはオリーブの葉を購入しなくてはいけません。そこまで手間をかけられないときには、すでに出来上がっているリーフティーを購入するのもいいでしょう。特に初めてオリーブリーフティーを飲む場合には、購入してあらかじめ本来の味を知っておくと、その後の味の調整がしやすくなります。