オリーブオイルで血管年齢の若返り
欧米の食生活に近くなった日本でも、動脈硬化などに代表される心疾患の罹患者が増えているといわれています。生活習慣病のひとつで、コレステロール値や血圧などの数値の異常が指摘されている人は、食生活などの改善をおすすめします。
食生活の改善に関するひとつの方法として取り入れてほしいのが、普段の調理油をオリーブオイルに変更するといった点です。オリーブオイルには、オレイン酸という一価不飽和脂肪酸とオレウロペインというポリフェノールが高濃度で含まれていることが、この理由に挙げられます。
オレイン酸は、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロール値の上昇を防ぐ効果があります。また、オレウロペインは血管を弱らせる活性酸素を除去する働きがあるため、血管の健康を維持する効果があると考えられているのです。
血圧を下げることも意識しよう
血管を健康に保ちたい場合は、血圧にも注目しましょう。高血圧予備軍などと指摘された場合は、適度な運動を取り入れ、カロリー摂取を控えることにも気を付けましょう。オリーブオイルを毎日の食生活の中に取り入れることはとても簡単ですが、摂取のし過ぎは高カロリーにつながりますので避けたいところです。
オリーブの葉を使ったオリーブリーフティーにも、オレウロペインが含まれています。オレウロペインには、血圧を下げる効果もあることが研究成果からわかっています。オリーブオイルに替えるほか、普段のお茶をオリーブリーフティーに代えるなどの工夫もおすすめです。
血管年齢をたもつためのレシピをご紹介
オリーブオイルを使うといっても、普段の食事への取り込みが難しいという人も多くみられます。玉ねぎに含まれるケルセチンやトマトに含まれるリコピンというポリフェノール群と合わせて摂取すると栄養バランスもとれるうえ、相乗効果で血管に良い効果がもたらされます。
鶏むね肉と玉ねぎをオリーブオイルで炒め、トマトの水煮で煮込んだ「鶏肉のトマト煮込み」はおすすめです。玉ねぎのケルセチンなどもスープの中に溶け込みますので、血管を強く保ちたい人には最適のメニューです。