骨密度の低下が気になったら
女性は更年期が過ぎると、生活習慣病や骨粗しょう症のリスクが高くなるといわれています。また、病気治療のために服用している医薬品が骨粗しょう症を引き起こす可能性も否めません。骨密度の低下が気になったら、食事の中からできる対策を始めましょう。
一番手近なのが、オリーブオイルを食卓にプラスすることです。普段の調理用の油をオリーブオイルに替えることや、ドレッシングを作るときにオリーブオイルを加えるだけで構いません。
骨粗しょう症の予防にオリーブオイルがよい理由
骨粗しょう症の予防には、ビタミンKという成分が有効とされています。骨を丈夫にしてくれるほか、出血が止まりやすい体を作ってくれます。またビタミンKは骨粗しょう症の要因となる、骨のカルシウムの放出を抑えてくれるため、積極的な摂取が必要です。このビタミンKは脂溶性ビタミンであり、油に溶けやすい性質があります。つまり骨や皮膚を作るビタミンEが含まれるオリーブオイルに溶け込んだビタミンKを摂取することで、骨を強くする効果が得られるのです。
またオリーブオイルの抗酸化作用で、体に発生する活性酸素を撃退する働きがあります。活性酸素が体に蓄積されることによっておこる老化現象を食い止めてくれるため、骨粗しょう症などの進行も防いでくれます。
骨粗しょう症予防のオリーブオイルレシピ
骨粗しょう症を予防するために食べたい食材は、緑黄色野菜や納豆などです。特に緑黄色野菜にはビタミンKをはじめ、ビタミンC群などの摂取もかなうので、オリーブオイルと一緒に食べ続けてほしい食材のひとつです。
生野菜サラダとオリーブオイルで作ったドレッシングの組み合わせは、オリーブオイルの栄養素と生野菜が持つ栄養素を摂取できます。ビタミンKなどの脂溶性ビタミンも体内に吸収されやすくなります。レモンなどをわきに添えると、デトックス効果も得られます。
このほか納豆のたれと、小さじ1杯のオリーブオイルを混ぜて食べることも一案です。オリーブオイル特有のにおいが苦手という人は、和がらしを足すとよいでしょう。しっかり混ぜると、オリーブオイルの油っぽさも緩和されます。