オリーブスクワランとは
オリーブオイルの中に含まれている成分である「スクワレン」を抽出し、安定化させたものを「オリーブスクワラン」といいます。オリーブオイルの中に0.5%しか含まれていない希少価値が高い成分で、100mlほどのスクワランを作るためにオリーブ1万粒近くが必要になるといわれています。
スクワランのもととなるスクワレンは動物や植物にも広く含まれています。深海鮫の肝油や、トウモロコシなどがその代表例です。深海鮫は漁獲量が限られていますし、植物性の原料は残留農薬や遺伝子組み換えなどの心配も否めません。安心して使えるオリーブスクワランを使ってみるとよいでしょう。
植物性プラセンタとの違い
同じ保湿成分として、植物性プラセンタという成分も挙げられます。植物性プラセンタは、植物の胎座(実と種をつなぐワタの部分)から抽出される成分です。同じ保湿成分として紹介されていますが、スクワランとは性質が大きく異なるといえるでしょう。
植物性プラセンタは、メロンなどから抽出されるものが有名です。
オリーブスクワランの美容効果
スクワレンは人間の肌にもふくまれており、肌のうるおいのもととなっています。オリーブスクワランは人間の肌に含まれる成分とほぼ同じ構造ですので、肌に浸透しやすいのが特徴です。強い油性の液体ではないので、べたつかず使用後もさらりとしています。保湿化粧品でも肌が潤わないという場合は、化粧水を肌になじませた後にオリーブスクワランを1滴、肌を包み込むようになじませましょう。
オリーブスクワランを使うことで、初めに実感できることは「手触りの違い」です。かさつきや肌荒れが少なくなり、もっちりと滑らかな手触りに変化していきます。また、乾燥肌が原因で起こるニキビなどの心配も少なくなります。また、紫外線に負けない肌作りができるとともに、できてしまったシミやしわを薄くしてくれる効果も目指せます。毎日、朝晩の洗顔と基礎化粧の後に使うようにしましょう。