オリーブオイルの栄養価
オリーブオイルは美容に良い、健康に良い、お通じの解消に良いなどいいことずくめです。普段の食事でオリーブオイルを積極的に使うとよいとは言いますが、使い過ぎはよいものではありません。
オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸という成分やビタミンEなどが豊富に含まれています。こういった成分が健康や美容に良いといわれるのですが、熱量を見ると、100グラム当たり921キロカロリーと思った以上にハイカロリーであることがわかります。
大さじ1杯程度でも100キロカロリーは超えてしまいます。食事の中で使いすぎれば、一日の必須摂取カロリーを大きく上回ってしまうことは想像できることでしょう。
オリーブオイルの使い過ぎはダメ?
オリーブオイルを一日に使う目安量として、大さじ1杯程度が適当です。1日3回の食事ごとに、小さじ1杯ずつ使えばちょうどよいでしょう。オリーブオイルにもわずかながら、熱や酸素の力で過酸化脂質(動脈硬化などを引き起こす原因物質)に変化する多価不飽和脂肪酸やコレステロールを増やす飽和脂肪酸が含まれています。使いすぎれば、それだけ多価不飽和脂肪酸や飽和脂肪酸も体に取り込む結果となりますので、使い過ぎは禁物です。
食事の中で上手に使おう
健康維持のために、オリーブオイルを効率的に使いたいという場合は、食事の中で上手に使うことをおすすめします。オリーブオイルを使いすぎないようにフライパンを変えるなどの工夫をしながら、調理の中で使うようにしましょう。ドレッシングはオリーブオイルを使うというように、食事の中で使う場面などを決めるのも一案です。
また、オリーブオイルと野菜などを合わせることで、栄養素が体内に吸収されやすくなります。オリーブオイルとの組み合わせで健康や美容に良いものを意識すると摂りすぎを防げるでしょう。
オリーブオイルの「飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸」の摂取を帳消しにできる食材を使った食事を献立に入れるなどの工夫も大切です。