1.オリーブオイルを選ぶときのポイント
オリーブオイルは、いろいろな料理に使えるほか、生食できる点でも注目されています。そのため、スーパーやコンビニなどでも入手しやすくなりました。ただ、オリーブオイルには種類が多く、容器の大きさや形も異なるので、利用目的に合ったものを選ぶ必要があります。また、揚げ物などに一度使ったオイルをこして再利用するときは、空気に触れる面積が小さい瓶などに保存しましょう。
2.オリーブの主な産地と味の特徴
オリーブオイルは人類が最初に手にしたオイルともいわれ、紀元前から大変重宝されてきました。世界で生産されるオリーブの半分以上は、スペイン産とイタリア産が占めています。スペイン産は苦みが少なくて柔らかい味が大きな特徴です。また、イタリア産にはマイルドなものだけでなく、辛みが強いものやフルーティなものなどもあります。スペイン産やイタリア産以外のオリーブオイルにも注目です。まろやかで繊細なフランス産、若々しく爽やかなオーストラリア産など、その産地ならではの特長もみられます。それらを把握したうえで、「本物の味」といわれるエキストラバージンオリーブオイルには適度な辛みや苦みがあることも知っておきましょう。
3.日本産オリーブオイルにも注目
オリーブの産地にみられる共通点として、地中海気候が挙げられます。前述したオーストラリアもその一つ。こちらには、地中海気候に近いところがあるため、オリーブの産地として高評を得ているのです。日本産オリーブオイルの産地も例外ではありません。瀬戸内海は地中海の気候に似ており、香川県や岡山県はオリーブ産地として有名です。さらに、熊本県や静岡県など、オリーブ栽培に精力的に取り組むところも増えてきました。
4.オリーブオイル生産が地域活性化にも
オリーブ生産が観光資源や地域活性化につながることも少なくありません。オリーブ生産者はオリーブの製品化だけでなく、観光農園などにも積極的に取り組んでいます。オリーブ生産者のサイトなどには土地の特産品とコラボする様子も掲載されているので、確認してはいかがでしょうか。