オリーブオイルに含まれるオレイン酸
オリーブには、オレイン酸と呼ばれる「一価不飽和脂肪酸」が含まれています。このオレイン酸は健康面では生活習慣病を防ぐことで知られています。心臓病や高脂血症などを防ぐためにオリーブオイルの使用を推奨されることがあります。オレイン酸は、酸化しにくく体の中に取り込んでも、過酸化脂質に変化することはありません。
美容面でも肌の酸化を防ぐ働きがあります。酸化によって起こりやすいシミやたるみなどを防ぎ、若々しい肌を保てるメリットがあります。オレイン酸は、人間の肌にも含まれている成分です。比率として皮脂の4割程度がオレイン酸といわれています。美容品としてオリーブオイルを使うことは、肌と同じ成分を使っているととらえると、わかりやすいでしょう。肌になじみやすく、保湿効果が得られます。乾燥肌に悩むひとにおすすめです。
オレイン酸が与える美容効果
オリーブオイルが美容面に良いといわれる理由として、オレイン酸が持つこのほかの効果も挙げられます。オレイン酸はアンチエイジングに効果があると考えられています。肌のターンオーバーが滞った結果、肌が固くごわつくといった弊害が起こります。オレイン酸には肌を柔らかくする効果があり、美容用のオリーブオイルを使うことで、保湿力を取り戻しふっくらとした肌を作ることができます。相乗効果によって、小じわなども目立たなくなるので一石二鳥です。
オリーブオイルを直接肌につけられるか?という質問を受けることがあります。オリーブオイル自体は酸化しにくい油といわれていますが、品物によっては肌につけるのは避けたほうが良いものもあります。美容用と記載されているオリーブオイルや、オリーブオイルを配合した化粧品を使うことをおすすめします。
オリーブ自体を食べることは難しいですが、オリーブオイルやその加工品は、どの地域に住んでいても入手可能です。アンチエイジングなどを意識したら、オリーブオイルの化粧品などを美容に取り入れてはいかがでしょうか。